2013年7月28日日曜日

挨拶と掃除 【同感の記事を抜粋】

1.挨拶で組織を活性化させる
挨拶とは、自己の存在価値を生み出してくれる相手の存在に対して、関心・理解・信頼(感謝)・尊敬を表現する行為です。従って、相手に対する気づき(関心と無関心)の分岐点にあるのが挨拶です。また、挨拶は形を通して、心を作り上げる行為でもあります。
挨拶を行うことによって、相手(対象)を認め、相互理解・信頼を形成し、組織におけるコミュニケーションを活性化させることが出来ます。


(1)考え方のポイント
私たちは、大自然や様々なもの、周囲の人間関係によって生かされている存在です。従って、相手(周り)に関心を持ち、感謝する心や信頼関係を形成することが重要です。感謝する心の形成や信頼関係の第一歩は「挨拶」です。
挨拶の動作は、長い年月の間に心の交流として、最も正しい動きが固定化してきたものです。形を整えることを通して、心も高まります。「形より入って心に至る」の考えが必要です。


【挨拶は環境を支配する】
●挨(アイ)...開く、拶(サツ)...迫る。「挨拶」とは、心を開いて相手に迫っていくという意味です。つまり積極的に相手を信頼していこうという気持ちの表れです
●心を開いて相手に近づいていくことが、より良い人間関係の第一歩であり、自分の一声が環境を変えていきます
●相手から自分の名前を呼ばれた時には、「ハイ」と明るい声で、元気良く返事をしましょう。返事は好意のバロメータであり、挨拶は、人の心と心を結ぶ鎖です
●挨拶は、こちらから先に、明るく、大きなハリのある声で行うことが大切です


(2)実践のポイント
【家庭での実践】
●家族(配偶者や子供)への感謝の気持ちを表す日々の挨拶
●食事の前後や出勤時・帰宅時のケジメの挨拶
●生み育てて頂いた生命のもとである親祖先への感謝の気持ちを表す定期的な挨拶大自然の象徴である太陽(日の出)に手を合わせ、感謝を表す毎朝の挨拶
●家庭の挨拶で良い人間関係が築ける人は、職場でも良い人間関係を築くことができます。家庭で心のこもった挨拶ができない人は、職場でもできませんし、お客様の前でもできません


【職場での実践】
●朝、「おはようございます」と明るくハリのある声で挨拶することにより、職場の雰囲気をイキイキと、コミュニケーションを向上させ、一人ひとりの働きを高めます
●朝礼や会議の場などで、挨拶の練習や社是社訓の唱和などでハリのある声を出す訓練を行い、外に行った時にもハリのある挨拶や会話ができるようにします
●お客様が来店された時やお客様の所に訪問した時など、TPOに合わせた挨拶を実践し、お客様との意思疎通を図り、活気と気づきのある社員の育成を図ります


2.掃除は人材育成の一環と考える
掃除は人材育成の観点からも大きな効果があります。イエローハットでは、トイレの掃除は徹底的に行なわれています。およそ2時間かけて一人ひとりが担当した便器を徹底的に磨きます。創業者である鍵山秀三郎氏は、「掃除道」(PHP研究所)で、次のように述べています。


【なぜ、掃除なのか - 掃除の効用】
●謙虚な人になれる
●感謝の心が芽生える
●気づく人になれる
●心を磨く
●感動の心を育む


掃除という営みは、汚れやごみを排して清潔さを保つことです。何気なく書き付けたいたずら書き、不用意に机の下に落とされた消しゴムの消しクズなど、掃除をしながらそれらに向きあうことで、人間が無意識に出すごみの多さに気付きます。
その体験が、自分自身もごみの生産者であること、そのごみはいつも誰かの手によって掃除されていることに気付かされます。掃除をすることで、感謝をする人、気づく人になることができるのです。挨拶や掃除を通して他人に感謝する心を醸成し、組織におけるコミュニケーション向上を図ることができます。
人は複数いなければ挨拶をする必要はありませんし、一人であれば自分以外にトイレを使用する人はいないため、便器の汚れは気にならないかもしれません。使い終わったホワイトボードのマジックが縦になっていようと斜めになっていようと不快に思う人は誰もいません。複数の人がいるから、他の人に不快感を与えないよう、気を配らなければならないのです。組織に必要なのは集団における「マナー」です。内面から滲み出てくる気持ちに裏付けられた「マナー」を実践できてこそ、組織力が向上するのです。